エスパ冒険隊
エスパーではなくエスパ。どっちでもいいんでしょうけどなんでかは知りません。
知名度は多分当時遊んだ人以外はほとんど知らないでしょうね。
一言で言うとシュールなゲームです。
エスパーな少年たちが何故か魔王に捉えられそれを助けて倒すというアクションゲーム。
エスパーなので正直「サイボーグ009」のようにそれぞれ違った特殊能力を持っているかというと全くそんなことはなく彼らの能力はたった一つ。
ジャンプ力。
なんで?
理由はわかりません。
しかも他のメンバーにそれぞれジャンプ力に差をつけてそこでそれぞれのキャラに
個性をつけるというやっつけ感。
しかも攻撃はどこから出したかデカイハンマーでただ敵をかち割るという
原始攻撃のみというシュールさ。手からサイキックビームや波動など出さずただ鈍器で殴る!
よく能力バトル漫画でものを引き寄せたり何もないところからモノを出したりするアポートという能力があるがこのゲームは多分違う。
ただ跳ぶ。高く跳ぶ。このゲームを知らない人はその想像より更に跳ぶ。
もう製作者になんらかのこだわりがあるんじゃないかと勘ぐるほどに跳ぶゲームである。
しかしそれがこのゲームの一番ハマるところで他のゲームにはない独創性だと思います。
敵もディズニーのキャラのようにしゃべるハサミや掃除機といったメルヘンなやつかと思いきや魔王のビジュアルのなんとも言い難い生理的嫌悪感。
高くジャンプするというシンプルなのに癖になる快感はなかなか他では味わえない。
エスパ冒険隊はそんなゲームです。