ファミコン『めぞん一刻』
「めぞん一刻」といえば「うる星やつら」「らんま1/2」の高橋留美子先生が描くラブコメ漫画の金字塔と呼ばれる作品です。
アドベンチャー形式のゲームで原作の舞台同様に一刻館や駅や喫茶「茶茶丸」などを一刻館の管理人「音無響子」さんの捜し物を主人公の五代くんが住人たちの話を聞き、探索しながらストーリーを進めていくゲームです。
さすがのファミコンというべきか難易度が高い。
「みる」「はなす」「たたく」みたいな探偵ゲームみたいに様々な行動パターンを駆使しないと道が開けない上に一刻館の住人がとにかく邪魔をするので初見で早々に詰む。
住人の邪魔を回避するためにとにかく食べ物やお金を貢がなければいけないがすぐに金が尽きる。しかも貢いでもすぐにまた邪魔しにくるので本当にうっとうしい。
一応セーブもできるがセーブスポットがトイレで建て付けが悪くいちいち「たたく」→「あける」→「トイレのドア」→「トイレに入る」の工程を毎回踏まなければならず煩わしい。
マイナス面を挙げればまあ結構なクソゲーかもしれませんが、プレイした感想は素直に面白かったんですよね。これが。
面倒な工程や住人の邪魔も慣れてくれば対処可能ですし助っ人の五代くんのおばあちゃんが来てからはお金の心配もなくなり攻略に専念できる。
不便さが不思議とクリアしてやりたくなる燃料に変わり気がつけばどっぷりハマってました。
あとファミコンの割にグラフィックが綺麗で結構原作のシーンも再現されててめぞんファンなら嬉しいと思います。
それに古いゲームなので今ではダメだろ表現というか完全に児童ポルノ違反に引っかかってもおかしくないグラがあったり6号室の朱美さんのスケスケネグリジェもちゃんと表現してたりと色々ギリギリアウトな物もあって時代を感じさせます。
でも唯一残念なのが五代くんの恋敵の三鷹さんの出番がほとんどなかったり、
八神ちゃんが全く出てこないのががっかりでした。
また原作読みたくなったな~。